27日に発射の北朝鮮ミサイル、衛星搭載用カメラの撮影実験が目的か
2月 28, 2022 22:18 Asia/Tokyo
北朝鮮の朝鮮中央通信は28日月曜、同国の国家宇宙開発局と国防科学院が27日に偵察衛星開発のための重要な実験を行ったと報じました。27日に発射した準中距離弾道ミサイル(MRBM)を指すものとみられます。
韓国・聯合ニュースによりますと、北朝鮮は27日に発射した準中距離弾道ロケットに偵察衛星に搭載する偵察カメラを付け、地上を撮影する実験を実施したとみられます。この実験のものと思われる宇宙から朝鮮半島を撮影した写真を公開しています。
軍事偵察衛星は北朝鮮が昨年1月の党大会で提示した国防発展戦略の重要目標の一つです。
北朝鮮は27日午前7時52分ごろ、平壌の順安付近から朝鮮半島東の東海上にMRBMと推定されるミサイル1発を発射しました。最高高度は620キロで、距離300キロほどを飛行したと韓国軍は分析しています。
今回で北朝鮮によるミサイル発射は今年に入って8回目です。
北朝鮮は、アメリカが敵対政策を改めない限り、ミサイル・核計画を後退させることはないとしています。