北朝鮮、「発射ミサイルは偵察衛星開発の実験」
3月 06, 2022 20:02 Asia/Tokyo
北朝鮮は、5日に弾道ミサイル1発を発射したと明らかにし、偵察衛星開発のためカメラなどの実験であったとしました。
朝鮮中央通信が6日、報じたところによりますと、今回の実験では、衛星データの送受信、制御指令システム、さまざまな地上衛星管制システムの信頼性が実証されたということです。
北朝鮮のミサイル発射は2022年に入って9回目になります。
日本の防衛省は5日午前8時47分ごろ、北朝鮮が1発のミサイルを発射したと発表しました。日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したミサイルは、最高高度は約550キロメートル、距離は約300キロメートルでした。
北朝鮮は先月28日の発射についても、偵察衛星開発のためカメラなどの実験を行ったとしています。
北朝鮮は、政府関係者が以前から、「わが国には、武器実験および防御力強化という正当な権利を有している」と表明しています。
同国は2006年以来、度重なる国連制裁を受けているにもかかわらず、地域での米軍の脅威に対抗するための軍事力の強化を行うとし、米国が北朝鮮政権の打倒という敵対的な政策を止めない限り、ミサイルと核計画を放棄しない、と主張しています。
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