3月 09, 2022 00:57 Asia/Tokyo

韓国大統領選が9日水曜、実施されます。

韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、韓国を向こう5年間率いていくリーダーを選出する大統領選が明日9日に投開票を迎え、現地時間の9日午前6時から午後7時半まで、前回より500箇所多い全国1万4464カ所の投票所で投票が行われます。

今回の選挙の有権者は4419万7692人とされ、前回の大統領選(2017年5月9日投開票)より171万7982人多くなっています。

また、有権者全体の36.93%にあたる1632万3602人が今月4、5両日の期日前投票で投票を済ませており、期日前投票が2014年に全国単位の選挙に導入されてから最も高い投票率を記録しました。

今回は、一般有権者が投票を終えてから新型コロナウイルスに感染したか隔離対象の有権者が投票することになっており、その投票状況によっては開票終了時刻がずれこむ可能性もあるということです。

与党「共に民主党」のイ・ジェミョン(李在明)候補と最大野党「国民の力」のユン・ソギョル(尹錫悦)候補が激しく争っています。

イ候補は、「危機に迅速に対処し、経済を活性化して、平和な朝鮮半島をつくるには大統領に行政経験や判断能力がなければならない」と述べ、政治経験のないユン候補に対し、市長や知事を務めたみずからの手腕をアピールしています。

一方のユン候補は、ソウルや隣接するキョンギ(京畿)道を回って、有権者の関心が高い不動産価格の高騰に言及し、歯止めをかけられないムン・ジェイン(文在寅)政権の対応は失策だと強く批判したうえで「ユン政権は国民の利益を第一に考える」と強調し、政権交代の実現を訴えています。

この日、投開票の模様は韓国選挙放送を通じて生中継される予定です。

今回の選挙から、投票区ごとの開票結果も公開されることになっており、これは中央選挙管理委員会のホームページのほか、主要放送局やインターネットポータルサイトなどでも確認できることになっています。

 


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