パキスタンで、反米デモが実施
パキスタンの政治・宗教活動家らが抗議デモを開催し、同国の主権や独立に対するアメリカの脅迫や内政干渉を非難しました。
イルナー通信によりますと、今回の反米デモは1日金曜、 Majlis-e-Wahdutul Muslimeen(MWM)党の呼びかけにより、パキスタン首都イスラマバードにて金曜礼拝後に開催されています。
このデモへの参加者らは「アメリカに死を」、「イスラエルに死を」などのスローガンを書いたプラカードを掲げ、パキスタンに対するアメリカの内政干渉や、パキスタンの外交政策や独立への脅迫を非難しました。
パキスタンの一部の要人らは、デモ参加者らを前に演説し、アメリカをはじめとする覇権主義勢力の内政干渉に対する蜂起を強調しています。
パキスタンの政治活動家らはこの抗議集会において、イスラム世界に対するアメリカの政策、地域における混乱の扇動、シオニスト政権イスラエルとの共謀、イエメンへの侵略者を非難しました。
抗議者らはアメリカ国旗に火をつけ、パキスタンに対するアメリカの脅迫的な政策や内政干渉への怒りを表明しています。
パキスタンのイムラン・カーン首相が、同国に対するアメリカの内政干渉工作や外交から外れた行動を暴露したことを受け、パキスタン外務省は同国に対する内政干渉工作や脅迫的な内容の書簡への正式な抗議をアメリカに表明しました。
これに関して、イスラマバード駐在のアメリカ公使がパキスタン外務省に呼び出され、パキスタンの政府と国民の強い抗議内容が記された文書を渡されています。
カーン首相は先月27日、野党や反体制派勢力の行動に対する返答として、パキスタン国内の騒乱の扇動や合法政権の変更を狙った外国の干渉に対し警告し、「パキスタン政府は、外国の陰謀に屈しない」と表明しました。