イランが植物製品生産国に

イランが、自国原産植物を使い抽出物やその他の価値・実用性のある加工品を生産することで、植物製品の生産国に仲間入りしました。

イランは、気候風土の多様性や広大な国土に恵まれていることから、国内に多様な種類の芳香性や薬効のある植物を栽培できる土台が存在します。そのような植物には、イラン原産種も数多くあります。

IRIB通信によりますと、イランのシャリーフ工科大学は過去数年間にわたり、独自の完全に近代的な技術を用いて、国内の在来植物の成分を抽出・加工し、製薬、食品、化粧品業界向けの価値のある実用的で基本的な製品を生産するというモデルを真剣に追求してきました。

この数年間の努力の結果、イラン原産の植物から、成分抽出物や、化学物質を一切含まない完全有機栽培のエッセンス、そしてゲラニオール、メントール、リナノール、リモネンといった植物油に含まれる純度の高い効果的成分などの数多くの製品が生み出され、さまざまな産業でも利用されています。

これらのイラン産製品は、外国の似たような製品と比べて品質面での競争力があるだけでなく、化学物質から作られるそれらの外国製品とは異なり自然な完全有機栽培によるものであることから、人体や環境に害を及ぼすことなく、長期間使用することができます。

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