9月 22, 2022 17:40 Asia/Tokyo

テヘランで行われた、イラン・イラク戦争開戦42周年記念する軍事パレードで、同国のイスラム革命防衛隊の新型地対地弾道ミサイル「レズウァーン」が初めて披露されました。

レズウァーンは液体燃料を使用する一段式のミサイルで、分離する弾頭を持ち航続距離は1400kmに及びます。

22日木曜、テヘランをはじめとするイラン全土で、イラン・イラク戦争開戦から42年を記念する軍事パレードが行われました。

イラン統合参謀本部のバーゲリー議長は、テヘラン南部にあるイラン初代最高指導者ホメイニー師が埋葬されている廟の近隣で行われたパレードで、「イラン国民は常に、自らが平和を求める国民であり、その軍事力が自衛のためであることを証明してきた」と述べました。

バーゲリー氏は、「アメリカとシオニスト政権イスラエルは地域における脅威である」とし、「我々は脅威を感じた場合は、イスラエル因子やその支援勢力に対処する」と語っています。

また、「我々は、地域における国境線の変更は容認しない。アゼルバイジャンとアルメニアの両国に対しては、自らの問題を対話や平和的な方法で解決するよう勧告する」としました。

1980年9月22日、当時のイラクの独裁者サッダーム率いるバース党政権軍が、各種の戦闘兵器を使用してイランへの大規模な侵略を開始しました。

毎年のこの日は、イラン暦のシャフリーヴァル31日にあたり、イランの暦では「聖なる防衛週間」の初日とされています。

 


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