最高指導者、「アメリカは核合意の取り決めを実行していない」
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「アメリカが、核合意の取り決めの重要な部分を履行していない中で、イランは事前に行うべきことを済ませ、濃縮度20%のウラン製造を停止し、アラーク重水炉とフォルド核施設を閉鎖した」と強調しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
6月 15, 2016 14:01 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、「アメリカは核合意の取り決めを実行していない」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「アメリカが、核合意の取り決めの重要な部分を履行していない中で、イランは事前に行うべきことを済ませ、濃縮度20%のウラン製造を停止し、アラーク重水炉とフォルド核施設を閉鎖した」と強調しました。

ハーメネイー師は、14日火曜夕方、司法、立法、行政の三権の長、及び、その他の体制関係者と会談し、核合意は、肯定的な点と否定的な点を有しているとしました。

また、アメリカによる核合意不履行の例を挙げ、「相手側の責務は制裁を解除することであったが、それは実行されていない。つまり、制裁の一部が解除されたが、実際、制裁は解除されていない」としました。

さらに、外国の銀行とイランの取り引きにおける問題は解消していないとし、「アメリカ政府は、発言や通達の中では、イランとの取り引きに障害は存在しないと言っているが、銀行がイランと取り引きする勇気を持てないような行動を取っている」と述べました。

ハーメネイー師は、相手側の悪用の土台となった核合意の曖昧な点に触れ、「イランは先に、核合意に違反するつもりはない。なぜなら、約束の遵守はコーランで指示されているからだ。だが、アメリカ大統領選挙の候補者の、“核合意を破る”とする脅迫が実現された場合、イランは、核合意を燃やすだろう。これも、相手側が約束を破った場合のコーランの指示である」と強調しました。

また、イランに対する明らかな敵対は、政府間の通常の対立を超えたものだとし、「イスラム体制は、イスラムの思想的、実践的な基盤に基づき、覇権主義、圧制、差別、理不尽な政策に反対しており、多くの圧力を受けているにも拘わらず、その力と影響力は、地域や世界で日々拡大し、深まっており、新たに台頭する力のある体制として、覇権主義大国が力ずくで奪おうとする利益を問題に直面させている」と述べました。

さらに、敵の陰謀に対抗する唯一の道は、日々高まる力と可能性を正しく活用することだと強調し、「敵は、アメリカを筆頭にした覇権主義者であり、シオニスト政権イスラエルを象徴とするシオニストだ」としました。

ハーメネイー師は、一部の人は、イランがアメリカと譲歩し、問題を解決することができると考えているが、それは空想であり、誤っているとし、「アメリカが問題にしているのは、イランのイスラム共和制の存在であり、それは協議や関係によって解決できる問題ではない。なぜなら、イスラムによる独立や力は、覇権主義者にとって容認できないものであるからだ」と強調しました。