イラン国会議長、「改革を求める抗議は政策決定の変更につながる」
(last modified Sun, 02 Oct 2022 10:57:17 GMT )
10月 02, 2022 19:57 Asia/Tokyo

イラン国会のガーリーバーフ議長は、改革を求める抗議は政策決定の変更につながると述べました。

警察から服装に関する指導を受けた後に死亡したイラン市民、マフサー・アミーニーさんの事件をうけ、反動・反革命メディアの扇動を受けた暴徒らが、イラン各地で公共物を破壊するなどの行為に走りました。

暴徒らによる自動車・バイク、銀行などへの放火、また警察・治安部隊員への攻撃で、ここ数日社会に恐怖が生じています。

イラン国会のガーリーバーフ議長は2日日曜の本会議で、「治安当局は国民の安全を乱す者には断固として対処すべきだ」とした上で、「改革を目指す抗議は、政策決定の変更につながる」と述べました。

ガーリーバーフ議長はまた、国内の分離主義者らがこの機会を悪用して、南東部ザーヘダーンの市場や公共・治安施設を武装攻撃し、市民の安全を乱したことに遺憾の意を表明しました。

ザーヘダーン市内にあるスンニー派のモスク付近では30日金曜、武装集団が銃を乱射しました。

この事件を受け、イラン・イスラム革命防衛隊所属の地元司令官の1人を含む複数名が殉教し、ほか多数が負傷しています。

また、同市内では武装集団のメンバーらが公共施設・器物や民間施設・財産、警察署3箇所を襲撃し、銃撃により市民の間に恐怖を引き起こしました。

この集団は国内の騒乱や暴動の続行を試みたものの、治安部隊によりこれは失敗に終わり、現在では市内は平常状態にあります。

なお、武装集団や暴徒らの一部は特定され、逮捕・拘束されました。

 


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