米ミネソタ州でICE抗議者の顔面に化学物質を噴射
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米ミネソタ州でICE抗議者の顔面に化学物質を噴射
複数の報道によると、米ミネソタ州での抗議活動の拡大を受けて、陸軍第4歩兵師団の部隊が警戒態勢を敷いています。
【ParsToday国際】今月7日に米ミネソタ州ミネアポリスで37歳のアメリカ人女性が移民税関捜査局(ICE)の職員に殺害された事件は、全米、特にミネソタ州で市民の激しい怒りと広範な抗議運動を引き起こし、ICEの残虐行為と政府の反移民政策に関する議論が再びトップニュースとして報じられています。
こうした中、米紙アトランティックは23日、「カールソン基地に駐屯する第4歩兵師団の部隊が出動態勢をとるよう命じられた」と報じました。この報道によれば、同師団の部隊は命令を受けて、ミネソタ州への派兵・配備の可能性に備えるということです。これに先立ち、米国防総省は声明を発表し、ミネアポリスに米軍兵士1500人を配備する意向を表明していました。
グッドさんの射殺事件を受けて、ミネソタ州のティム・ウォルズ知事(民主党)はトランプ政権を激しく非難し、ICEに対抗するため州兵に完全な出動準備態勢を命じています。一方、トランプ米大統領は、1807年反乱法(米国内で暴動や反乱が起きた際、大統領が州知事の要請なしに連邦軍や州兵を投入し、治安維持を行うことを認める法律)を引き合いに出し、ミネソタ州内の抗議運動を鎮圧するために米軍を投入することも辞さない姿勢を示しています
CNN「ミネソタ州で連邦捜査官と抗議者との対立が激化」
一方、米CNNは「ミネアポリスで行われた抗議活動中に、ICE捜査官が抗議者の顔面に化学物質を噴射するなど、抗議者との対立が激化している」と報じました。CNNは「ミネソタ州の地元紙スター・トリビューンのカメラマンが化学薬品散布の様子を捉えた」とし、「目撃者によれば、少なくとも2人の10代の若者がICE職員に逮捕され、これにより市内の一地域で緊張が高まった」と報じています。この報道によれば、今回の事件でICE職員が自転車に乗っていた女性を地面に投げ飛ばし、連邦捜査官が催涙ガスなどの化学薬品を使用して抗議者を解散させたということです。
情報筋が明らかにしたところによると、ミネアポリスでは住民が再び街頭に繰り出して抗議活動を行い、ICEの退去を要求しています。
ミネアポリス市長「移民抑圧のための軍派遣は違法」
先だって、ミネアポリスのジェイコブ・フレイ市長も、政府によるミネソタ州への軍派遣計画を「馬鹿げている」としていました。
フレイ市長は、移民取り締まりのためにミネソタ州に軍隊を派遣するのは馬鹿げており、違憲だと述べていました。また、トランプ大統領によるミネアポリスでの移民取り締まり強化を批判するとともに、連邦職員の増員を、文字通り都市を侵略する「占領軍」だとしています。

