6月 16, 2016 20:47 Asia/Tokyo
  • 国際司法裁判所、アメリカの凍結資産を巡るイランの提訴を受理

国際司法裁判所が、イランの資産押収に関するアメリカの裁判所の判決へのイランの提訴を受理したことを明らかにしました。

フランス通信によりますと、国際司法裁判所は、15日水曜、声明の中で、「イランは訴状の中で、イランとイランの国営企業は、アメリカの裁判所の法的な権限に対して治外法権を認められている」としました。

この報告によりますと、イランは、この訴状の中で、「アメリカで行われている法的な措置は、1955年に両国が署名した友好経済関係および領事条約に違反するものだ」としています。

イランはさらに、アメリカに対し、国際法への違反について、イランに完全な賠償金を支払うこと、その金額については、司法裁判所が審理の次の段階で決定することを求めています。

イランのローハーニー大統領は、15日夜、イラン政府が、アメリカの凍結資産を巡って国際司法裁判所に提訴したことを明らかにしました。

アメリカ最高裁判所は、4月、1983年の爆弾事件の犠牲者の遺族に、イランの凍結資産からおよそ20億ドルを賠償金として支払うことを許可する判決を下していました。

イランは、1983年のレバノン・ベイルートのアメリカ海軍基地で起こった爆弾事件への関与を否定しています。

この爆弾事件により、アメリカ兵241人が死亡しました。

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