在ウィーン国際機関イラン代表「米は制裁解除交渉の行き詰まりの責任者」
(last modified Thu, 17 Nov 2022 09:49:50 GMT )
11月 17, 2022 18:49 Asia/Tokyo
  • 在ウィーン国際機関のナズィーリーアスル・イラン代表
    在ウィーン国際機関のナズィーリーアスル・イラン代表

在ウィーン国際機関のナズィーリーアスル・イラン代表が、制裁解除を目指す協議が成果に至らなかった責任者はアメリカである、としました。

ファールス通信によりますと、ナズィーリーアスル大使はIAEA国際原子力機関定例理事会にて、「制裁解除を目指す協議は、18ヶ月以上にわたり行われてきたが、アメリカ側に政治的な意志がなかったため、行き詰まりの状態に追い込まれた」としています。

また、「現状を招いた主な原因は、アメリカによる違法な核合意離脱だ」とし、「核合意に署名した欧州3カ国の合意内責務の不履行および、アメリカによる決議2231への違反の影響を解決できなかったことから、わが国は核合意26条と36条に基づき、自国の権利行使を余儀なくされた。このことを誰もが記憶に刻むべきである」と語りました。

同大使は、核合意の全ての当事国に対し、共通の懸念問題の友好的な解決策の模索につながるアプローチの継続を呼びかけています。

 

欧州3ヶ国の英独仏は16日水曜、IAEA定例理事会でイラン核問題に対する共同声明を発表し、イラン側は核合意での義務の履行を再開しなければ、状況は将来さらに悪化するだろう、と主張しました。

 


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