イラン保健相、国際機関に医薬品禁輸の解除に向けた援助を要請
12月 01, 2022 20:36 Asia/Tokyo
イランのエイノッラーヒー保健医療教育大臣が国際機関に対し、覇権主義体制による独立国家に対する医薬品制裁の解除に向けた援助を求めました。
イルナー通信によりますと、エイノッラーヒー大臣は1日木曜、首都テヘランで開催されたイラン駐在国際機関の代表らとの会合にて、「アメリカを筆頭とする覇権主義体制による卑怯な制裁は歴史に残る」とし、「最近、国連特使のイランに関する報告が公表されており、その中では保健医療サービス、医薬品や医療機器の入手、大学間の協力・研究に対する制裁の破壊的な影響について記されている」と語りました。
同大臣はまた、「我々は、近隣諸国の保健分野の問題や疾病が我々にも影響を与える地域にいる。もし近隣諸国と協力しなければ、彼らの保健衛生上の問題はイランにも広まる」と述べています。
さらに、イランが国内在留外国人全員に対し無償でワクチン接種を行ったことを指摘し、「わが国は、コロナウイルスワクチンの製造において自給自足を果たしており、国内ニーズを確保するに加え、外国へのワクチン輸出を開始しており、国際機関の協力により他国が必要とするワクチンを調達する準備がきている」としました。
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