イラン革命防衛隊総司令官が、シリアとの軍事防衛協力を強調
1月 24, 2023 21:31 Asia/Tokyo
イラン・イスラム革命防衛隊のサラーミー総司令官が、シリアとイランの軍事防衛協力の拡大の必要性を強調しました。
IRIB通信によりますと、サラーミー総司令官は、イランを訪問したシリアのアリー・マフムド国防大臣とテヘランで会談し、シリアでの対テロ戦争における殉教者の自己犠牲に触れ、シオニスト政権イスラエルの占領下にある地域、ヨルダン川西岸、ジェニン、ガザ地区で最近起きた衝突などの出来事を、シオニスト政権の衰退の兆候だとして、「かつて世界規模でシリア政権の崩壊を追求していた者たちが、今は自身の崩壊や衰退に向かっている」と語りました。
その上で、「革命防衛隊は、シリア軍との訓練協力を向上させる意向がある」と述べました。
一方のアリー・マフムド大臣もこの会談において、「シリア国民は、テロ組織ISISとの闘いにおけるイランの価値ある支援、特に(革命防衛隊ゴッツ部隊司令官の)故ソレイマーニー司令官の支援を忘れることはないだろう」と述べました。
さらに、革命防衛隊のテロ組織指定を求めた欧州議会の最近の行動に反応して、「自らテロの源である政府が、他者をテロリストとして非難している。彼らはレバノンのヒズボッラー組織やパレスチナのイスラム抵抗運動ハマスを支持するシリアをもテロリストと呼んでいる」と語りました。