イラン最高指導者が、被疑者や有罪確定者の大規模な減刑や恩赦に同意

イスラム革命勝利44周年記念および、イスラム暦ラジャブ月の祝祭にちなみ、イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、すでに有罪や刑が確定している被告人や被疑者に対する大幅な減刑や恩赦に同意しました。

最近のイラン国内での出来事にかかわった被疑者や被告、また裁判での刑確定者らの多くの減刑や恩赦というエジェイー･イラン司法府長官の提案を受け、ハーメネイー師はこの提案に同意しました。.

ハーメネイー師に宛てたエジェイー長官の書簡では、「最近の出来事の中で、多くの人々、特に若者が、敵の誘惑や唆し、プロパガンダにより、誤った行動に走り、犯罪を引き起こした。そして、しかしこうした行動は彼ら自らを問題に巻き込んだ上、彼らの近親者や家族らにとっての迷惑となった。そして今、彼らの相当数が、外敵の計画と反革命・反国民の潮流が発覚した後、遺憾と後悔の念を表明し、赦しを求めている」とされています。

同司法長官はまたこの書簡において、最近の事件での被告人および有罪確定者に対する大赦と刑罰の軽減の条件として、外国人のためにスパイ活動を行わないこと、外国の諜報機関の因子と直接接触しないこと、殺人や故意の傷害、政府や軍事･公共施設の破壊や放火に走らないこと、私的な訴えや訴訟を起こさないことが言及されています。

さらにこの書簡では、複数の集団がこの恩赦から除外されることが明記されています。そうした範疇の人々とは、銃器の購入、販売、密売を行った者、強盗などの罪を犯した者、麻薬や向精神薬に関連する犯罪を含む武装集団、汚職や売春の拠点を開設した者、アルコール飲料の密輸、商品や通貨の大規模な組織的密輸、経済システムの意図的なかく乱を指導した者、さらには国内外の治安に対する犯罪者となっています。

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