イラン・サウジ関係における7年間の行き詰まりの解消
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イランとサウジアラビアが、中国の仲介により7年の歳月を経て国交再開に合意しました。
(last modified 2026-03-02T10:12:05+00:00 )
3月 11, 2023 17:09 Asia/Tokyo
  • イラン・サウジ関係における7年間の行き詰まりの解消
    イラン・サウジ関係における7年間の行き詰まりの解消

イランとサウジアラビアが、中国の仲介により7年の歳月を経て国交再開に合意しました。

イランとサウジアラビアの代表は、イラン国家安全保障最高評議会のシャムハーニー書記および、そのサウジ側の相手方であるモサエド・ビン・モハマド・アル・ウバヤン氏が出席した協議の場において、両国関係の再開に関する中国での声明に署名しました。 両当事者は、今後最大2ヶ月以内の相互の大使交換、相手国にある自国大使館の再開、および国交再開に向けたその他の要件を整えることで合意しています。

 

2016年以来、サウジは一方的にイランと断交してきました。 対イラン関係断絶に当たってのサウジ側の口実は、イラン首都テヘランにあるサウジ大使館およびイラン北東部マシュハドにあるサウジ領事館が襲撃されたことです。しかし、イランはこれらの攻撃を非難していました。イランに対するサウジの行動の主な理由は、当時のサウジの外交政策のアプローチでした。2015年から2021年までのサウジの外交政策は、侵略的なアプローチでした。このアプローチはここ数年、特にイランとその同盟国に対して追求されており、サウジさえも、イランに対するアメリカの最大限の圧力政策の重要な部分となっていました。

 

2021年、イラン・サウジ関係の回復に向けた措置が講じられ、イラク前政府は両国間の仲介を試みました。イラク首都バグダッドでは、イランとサウジの代表者らの間で5回の交渉が行われ、両国の当局者は、関係回復の必要性を明確に強調しました。そして、最終的に中国の仲介により、両国の当事者は合意復活のための声明に署名したのです。

 

イラン・サウジ関係の復活は、多くの点でアメリカとシオニスト政権イスラエルの失敗だと言えます。 この重要な問題は中国という、国際体制における米国の最も重要なライバルである中国の仲介により、同国首都北京にて実現しました。その一方で、この合意は、アメリカとイスラエルがイラン・サウジ間に亀裂を起こそうとして失敗したことを表していると同時に、特に西アジア地域におけるアメリカとイスラエルのイラン恐怖症戦略の失敗を物語っています。

 

そしてもう1つの重要なポイントは、 イラン・サウジ間の国交復活合意が、西アジア地域に建設的な効果をもたらすだろうということです。このため、この合意の発表は幅広い反響を呼び起こし、地域諸国から歓迎されています。アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相はツイートで、同国とサウジの間の国交正常化が、両国はもとより地域、さらにはイスラム世界に大きな可能性をもたらすだろう、と書き込みました。

 

イランの国際問題の専門家ベヘシュティープール氏も、「イランとサウジはいずれも地域の大国であり、相互協力により、定義された自らの政治・安全保障領域および国益を通じて建設的に競争できる」と評しています。 

 

そしてもう1つの重要な点は、イランとサウジの国交復活がイラン第13期政権の近隣諸国重視政策の一幕であるということです。現在のイランの第13期政権は、近隣諸国重視の政策という形で、地域および近隣諸国との関係拡大を強調しています。これについては、アミールアブドッラーヒヤーン外相も「第13期政権の外交政策の主軸である近隣政策は着実に正しい方向に進んでおり、外交機関は積極的により多くの地域的措置の足がかりを進めている」と表明しています。

 


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