トランプ氏が対イラン戦争に敗れた原因とは?
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ドナルド・トランプ米合衆国大統領
アメリカの超党派シンクタンク・アトランティック・カウンシル(大西洋評議会)が、イランへの再攻撃の理由を扱った報告書においてこの戦争における米国の敗北を強調し、「ドナルド・トランプ米大統領は戦略に基づいてではなく個人的な理由でイランに絡み、今やイランがこれまで以上にホルモズ海峡を支配する状況からの脱出口を探している」との見解を示しました。
【ParsToday国際】イルナー通信によりますと、アトランティック・カウンシルの上級研究員デイヴィッド・ジェフリー・フロム(David Jeffrey Frum)氏はある論説において「トランプ氏は第2期政権において、イランに関するスローガンを果たせず、結局は自分自身を欺いただけだった」と述べています。
フロム氏の見解によれば、トランプ大統領は去る2月28日に戦略ではなく個人的な理由で戦争を開始しました。そして今、彼は同じ理由で敗北への道を歩んでいます。
トランプ氏を対イラン戦争に駆り立てたのは彼の人格上の欠陥
この記事の執筆者はトランプ氏を傲慢だと描写し、次のように論じています;
「トランプ氏は一貫して前任者らを愚か者扱いし、自分を『賢い』と評してきた。1979年のイスラム革命以来、歴代米大統領は皆イランに対して攻撃的な姿勢をとってはきたが、最終的にイラン本土に対する全面戦争には踏み切らなかった。しかしトランプ氏は、自分が「タフガイ(頑強で不屈な男)」であり、公式写真で怒った表情を見せるだけで、他人には難しすぎる決断が自分にとっては魔法のように簡単にできると思い込んでいるようだ」
トランプ氏は無謀で無計画
フロム氏はまた、トランプ氏のこの特徴を説明するにあたり、2021年1月6日に起きた暴動を想起しています。この暴動では、ある集団がトランプ氏の支持者の多くを扇動し、2020年の大統領選挙の結果への抗議として連邦議会議事堂を襲撃しました。
フロム上級研究員はさらに、トランプ氏のもう一つの特徴としてパニックに陥りやすいことを挙げています。つまり、彼は自慢話や自己顕示欲が強いにもかかわらず、世論調査の結果を見るとプレッシャーに耐えられず、パニックに陥って方針転換してしまう癖があります。その例として、去る3月中旬以降、彼はイランとの戦争を何としても終わらせたいと繰り返し述べています。これに対し、イラン側もこのメッセージの意味に気付き、トランプ氏よりも自分たちのほうがプレッシャーに耐えられると確信してきています。
トランプ氏は信じやすいペテン師
この記事によれば、トランプ氏は信じやすく騙されやすい、あるいはマルコ・ルビオ現米国務長官が2016年に述べたように、根っからの「ペテン師」であり、最終的には自らの欺瞞の犠牲者となるということです。トランプ氏はイランとの最近の戦争で同国に対し当初は「無条件降伏」を求めていました。しかし今や、そうした大口をたたいた彼がイラン側の要求をより多く受け入れ、戦争前よりもホルモズ海峡におけるイランの立場を有利にする形で、事態の打開策を模索しているのが現実です。同時に、トランプ氏は自らが偉大な勝利を収めたと信じ込もうとしており、他の人々がこの欺瞞を信じないことに驚いているのです。
