抵抗勢力恐怖症:サウジにとってのイスラエルと米国の罠
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イラクの民兵組織ハシャドアルシャビ
サウジアラビアは最近、米国と共同でイラク民兵組織ハシャドアルシャビに対する攻撃を開始しましたが、これは抵抗勢力からの批判と反発に遭遇しています。
【ParsToday西アジア】最近、サウジはハシャドアルシャビによる攻撃を受けたと主張しました。ハシャドアルシャビはこの主張を否定しましたが、サウジと米国はハシャドアルシャビを共同で攻撃し、数十人の殉教者と負傷者を出しています。ハシャドアルシャビに対するサウジと米国の共同作戦が行われたのは、過去3年間の地域の情勢変化から、シオニスト政権イスラエルがアラブ諸国にとって安全保障上最も重大な脅威であることが明らかになった中でのことです。
ここで問題となるのは、なぜイスラエルと米国は絶えず、サウジを抵抗勢力恐怖症という罠に陥れようと企んでいるのか、ということです。
主な理由として、米国とイスラエルが抵抗勢力に対して自らの目標や利益を達成できないことが挙げられます。イスラエルと米国は、西アジアにおける自国の利益達成に対する深刻な脅威として抵抗勢力を捉えています。過去3年間、彼らは抵抗勢力を排除しようとあらゆる力を尽くしてきたものの、それはことごとく失敗に終わりました。
アメリカとイスラエルは、サウジを巻き込むことで、抵抗運動に反対するよう他のアラブ諸国を扇動し、ある意味でアラブ諸国対アラブ勢力の戦争を開始できると信じ込んでいます。これを受けて、レバノンのイスラム抵抗組織ヒズボッラーはサウジに対し、アメリカとイスラエルが仕組む罠にはまらないよう注意警告しました。
ヒズボッラーはまた、最近の米国とサウジアラビアによるイラク領土への侵略行為について声明を発表し、「アラブ諸国の関与による、イラクの一公的組織に対するこの露骨で危険な侵略行為は、地域全体にとって非常に危険な結果をもたらす前兆となるだろう。この問題は、地域の安定を損ない、イスラム共同体(ウンマ)の分裂をまねき、緊張、紛争、対立の渦に巻き込もうとする米国とイスラエルの計画に有利に働くだけだ」と表明しています。
もう1つの理由は、「サウジが地域における地位の向上および、地域的覇権の争奪を追求している」という米国とイスラエルの認識にあります。サウジは自らの定義に基づき、地域の安定と秩序を促進しようとしています。サウジの誤りは、抵抗勢力との戦いに参加することで、地域における競争を自国に有利に進められると考えている点にあります。しかし、抵抗勢力との戦いへの参加は、これまで以上にアラブ世界の地理的占領を追求しているイスラエルに有利に働くことになるのです。
そしてその他の理由は、サウジが安全保障面で米国に依存しており、抵抗勢力に対抗するアメリカの政策を考慮せざるを得ない状況にあることです。もっとも、多くのアラブのアナリストや情報筋は、安全保障面での対米依存はサウジや他のアラブ諸国に安全をもたらさなかったのみならず、これらの国々に対する脅威を増大させてきた事実を認めています。
最後の点として言えることは、抵抗勢力恐怖症という罠にはまることはサウジの利益にならないことに加えて、イスラム諸国の団結と連帯を自らに対する最大の脅威とみなすイスラエルの利益にもなるということです。
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