イラン外務省報道官が仏に勧告:「暴力を控え抗議者の声に傾聴を」
(last modified Wed, 03 May 2023 07:55:26 GMT )
May 03, 2023 16:55 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

フランス警察が同国の抗議者らに対し暴力に訴えたことを受け、イラン外務省のキャンアーニー報道官はフランスに対し、抗議者に対する暴力を控え彼らの声に耳を傾けるよう勧告しました。

キャンアーニー報道官はツイッターに動画を投稿し、メーデーにおけるフランス市民や抗議者らに対する同国警察の暴力的な対処に遺憾の意を表明しました。

フランスでは5月1日のメーデーに、同国北西部ル・アーヴル市から南部マルセイユまで数十万人が街頭に繰り出し、同国の経済状況や年金制度改革法案などのマクロン現政権の政策に抗議しました。これらの抗議は、首都パリで最高潮に達しました。

また、これらの抗議はパリなどの都市で警察との衝突に発展し、警察はデモ隊を解散させるため催涙ガスを使用しました。

フランスのダルマナン内務大臣はこれに関して、国内の複数都市でのメーデー行進で発生した暴力により、少なくとも全国で警察108人が負傷し、291人の抗議者が逮捕されたことを明らかにしました。

 


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