イラン外務省報道官が、イラン大統領のシリア訪問に対する米の懸念表明に反応
(last modified Thu, 04 May 2023 08:45:36 GMT )
May 04, 2023 17:45 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官は、ライースィー・イラン大統領のシリア訪問に対するアメリカの懸念表明に反応し、この訪問にアメリカが憤慨している原因は、シリアや地域における自らの威信や覇権が崩れたことにある、としました。

ライースィー大統領は、シリアのアサド大統領の公式招待により3日水曜、高等使節団を率い、同国の首都ダマスカスを訪問しました。

米国務省のパテル副報道官は3日、記者会見し、ライースィー大統領の今回のシリア訪問に反応して、「イランとシリアの両国の政府は相互関係を拡大しているが、この関係拡大はアメリカ及び地域や世界にとって懸念すべき問題である」と語りました。

また、西アジア地域を含む全世界におけるアメリカの占領行為、戦争などの破壊的行動には触れず、「イランとロシアの政府も地域において、情勢不安を扇動する自らの破壊行動を継続している」と述べました。

IRIB通信によりますと、キャンアーニー報道官は4日木曜、ライースィー大統領のシリア訪問やその結果に対するアメリカの懸念に触れ、ツイッターで「シリアや地域全体で、イランや抵抗の枢軸によってその威厳や覇権がへし折られ、シリアでの自らの侵略的駐留の停止を迫られている邪悪な政権(アメリカ)が怒るのは当然である」としました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem