イランの石油パイプライン、建設中総延長が世界第1位に

アメリカの研究機関が、「イランは石油パイプライン建設において世界第1位の国になった」としました。

世界的なクリーンエネルギー運動を支持して化石燃料プロジェクトに関する情報を追跡・公表しているアメリカの非営利団体「グローバルエナジー・モニター（GEM）」は、現在建設中の石油パイプラインの長さの国別世界上位20か国を公表し、イランが1位になったとしました。

イルナー通信によりますと、同機関は「イランでは約1900キロメートルの石油パイプラインが建設中であり、制裁にもかかわらずこの分野で世界第1位となっている」としました。

イランが建設中の石油パイプラインの総延長距離は、推定150キロメートルとされるアメリカで建設中の石油パイプラインの12倍以上となります。

今回の調査でイランに次いで2位となったのはインドで、3位はニジェールでした。

GEMの専門データベースによる調査では、世界で建設中の石油パイプラインの総延長距離は9100キロメートル、計画段階のパイプライン建設は2万1900キロメートルであり、これらすべての総建設費は1319億ドルと見られるということです。

ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。