イラン・イラク国境地帯のテロリストを米が支援

イラクの政治関係者が、イランとの国境近くに潜伏する6つの武装テロ組織をアメリカが支援していると明かしました。

ニュースサイト「アル・マァルーマ」によりますと、イラクのシーア派組織連合の幹部であるジャバール・アウダ氏は、アメリカが様々な方法により、イラクのクルディスタン地方およびイラク・イラン国境地帯で活動する6つのテロ組織を支援していると述べました。

アウダ氏は「現在起きている出来事には、武装勢力というカードを使ってこの地域を紛争地帯に変えるという（アメリカの）目的がある」と述べました。

そして、「アメリカは、大英帝国の『分割して統治せよ』のやり方を踏襲していることから、その対外政策のやり方で常に、国際的な騒擾や衝突を引き起こしている」としました。

イラク議会は、自国からの米軍撤退という決議を行っていますが、アメリカは様々な口実をつけてその実施を拒んでいます。専門家の見方では、こうした口実がテロ組織ISISの残存勢力への支援の後ろ立てとなり、彼らの行うテロ攻撃の土壌を育んでいます。

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