サウジアラビア外相のテヘラン訪問
(last modified Sat, 17 Jun 2023 11:04:56 GMT )
6月 17, 2023 20:04 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブラーヒヤーン外相とサウジのファイサル外相
    イランのアミールアブラーヒヤーン外相とサウジのファイサル外相

サウジアラビア外相が、イラン外相の招待を受けて17日土曜、テヘランを訪問しています。

サウジアラビア外相が、イラン外相の招待を受けて17日土曜、テヘランを訪問ました。

イランとサウジは去る3月10日、中国・北京で外交関係再開を決定し、2カ月以内に自国の大使館や代表部を再開することで合意しました。

それ以来、イランのアミールアブラーヒヤーン外相とサウジのファイサル外相は北京や、南アフリカのケープタウンでそれぞれ一回会談し、サウジ外相は間もなくテヘランを訪問すると発表しました。

この期間中、イラン・サウジ両国に関連する地域・地域外の情勢には大きな変化が生じました。それ以来、サウジはイランの同盟国であるシリアとの関係を再開し、イエメン政府との対話という形で努力を増加していますが、同時に地域のアラブ諸国もイランとの関係改善の意向を表明しています。 現在、イランとエジプトおよびバーレーンとの関係正常化に向けた取り組みが進められています。

アナリストらは、「2大石油大国かつ重要なイスラム教国でもあるイランとサウジの関係改善は、地域の安定と安全の拡大につながり、シリアやイエメンなどの国々の危機解決に大きく寄与する可能性がある」との見解を示しています。

こうした中、イラン及びサウジを含む地域のアラブ諸国との関係改善は、米国とシオニスト政権イスラエルのイラン孤立化政策の失敗とみなされています。イランを政治的孤立に追い込むことは、アメリカとイスラエルの対イラン戦略の一つとされています。

 


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