6月 29, 2023 21:10 Asia/Tokyo
  • アミールアブドッラーヒヤーン外相
    アミールアブドッラーヒヤーン外相

アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、エジプト及びモロッコとの国交正常化・関係拡大を歓迎するとしました。

イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は29日木曜、イスラム教徒の祝祭・犠牲祭に際して、イラン駐在のイスラム諸国の大使らを前に、「我が国の対外政策の優先事項は、地域諸国およびイスラム世界との関係に特に注目することである」と述べています。

また、「我々は、ここ数カ月間で外交と交渉を通じサウジアラビアとの関係を回復できたことを喜んでいる」としました。

そして、スーダンでの危機及び内戦の勃発に懸念を示すとともに、「間違いなく、イスラム世界の敵は、イスラム諸国分断を狙った広範な計画を立てており、アフガニスタンイラクシリアで近年起こったことは、イスラム共同体とイスラム諸国の敵の計画の一部とみなされる」と語っています。

さらに、「パレスチナ問題は依然としてイスラム世界の主要な問題である」と強調するとともに、自らの最近のサウジ外相との会談に触れ、「我々は、イスラム世界が引き続きパレスチナ問題を主要課題として検討し、シオニスト政権イスラエルというアパルトヘイト政権の行動を警戒し、パレスチナの弱体化を防止すべきであることに同意する」と述べました。

加えて、「我が国とサウジの両国は、地域と世界において役割を果たしている他のイスラム諸国とともに、パレスチナ人の権利実現のため、より強く、より表現力豊かに声をあげ、抑圧されているパレスチナ人を支持し続けている」としています。

イラン外相は最後に、「政治的独立の道においては、東洋も西洋もイランの主権と国民を支配することはできない」と強調し、「我々は、アジアおよび西側諸国との関係発展を歓迎するとともに、特にイスラム世界をはじめとする世界各地域との強力な協力・交流に加えて、イスラム世界及び地域、そして近隣諸国との関係はイラン外交政策の重要な優先事項である」と結びました。

 


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