7月 18, 2023 17:35 Asia/Tokyo

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、オマーン外相との会談で、ペルシャ湾岸協力会議がロシアとの会合で、イラン領のペルシャ湾3島の帰属に関する声明を出したことに不満を表明し、「イランの独立・領土保全のためには、いかなる国にも妥協・追従しない」と述べました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は17日月曜午後、テヘランの外務省内でオマーンのバドル外相と会談しました。

国際通信イランプレスによりますと、アブドッラーヒヤーン外相は会談後、共同記者会見にのぞみ、「ペルシャ湾岸協力会議との声明について、ロシアから外交ルートを通じて説明を受けたが、我々はこれを十分なものとはみなしていない」と述べました。

その上で、ウクライナ戦争停戦の必要性を訴え、「領土保全の尊重は、すべての国の筆頭課題であるべきだ」と強調しました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はまた、「我々は、今日の地域には、近隣諸国どうしの関係発展が欠かせないと考えている。その一環として、過去22カ月で、イランとオマーンの貿易量は2.5倍以上に達した」と述べました。

一方、オマーンのバドル外相もこの会談を前向きに評価し、「オマーンの外交政策は、常に善隣外交の原則と緊張緩和のための積極的関与にもとづいている」と語りました。

 


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