イラン大統領、「国際的新興大国は覇権主義体制の一極主義を阻む」
(last modified Thu, 31 Aug 2023 11:49:26 GMT )
8月 31, 2023 20:49 Asia/Tokyo
  • ライースィー大統領とイランのスンニー派学者やエリートらの全国的会合
    ライースィー大統領とイランのスンニー派学者やエリートらの全国的会合

ライースィー・イラン大統領が、「新たな国際体制は米国などの覇権国の衰退によって確立される」とし、「BRICS新興経済国グループやSCO上海などの新興大国の地域的・地域外同盟や機関は、覇権主義体制の一極主義に対抗する」と語りました。

イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は31日木曜、イランのスンニー派学者やエリートらとの全国的会合ににおいて、「イランを攻撃・侵略するという話は、世界の覇権主義者の表現から削除された。なぜなら、今日のイランは、過去のイランとは異なり、より強大化しているからだ」と述べています。

 

ライースィー大統領

 

また、「イスラム共同体と団結した社会は、覇権主義や専制君主に対する最大の障壁である」と指摘し、「聖なる崇拝の対象やイスラムの聖なる預言者、およびその聖典を侮辱することは敵の陰謀である」として、「聖典コーランを侮辱することは、人間、自由、そしてすべての天啓の宗教に対する侮辱であり、イスラム共同体の弱体化を狙いとしている」としました。

そして、「状況は抵抗勢力の有利に進んでいる」と強調するとともに、「パレスチナの現状は過去の状況とは比較にならない。抵抗の潮流が舞台で勝利する側であり、昨日まで妥協を叫んでいた輩はもはや、それについて語らなくなった」と付け加えました。

 


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