駐サウジ・イラン大使、「大統領から対サウジ関係強化の使命託された」
9月 11, 2023 17:12 Asia/Tokyo
イランから着任したエナーヤティー駐サウジアラビア大使が、「我が国のライースィー大統領からは、二国関係の発展を使命として託された」と述べました。
イランとサウジアラビアは、イラクとオマーンが仲介した協議を2年間行った後の今年3月10日、中国・北京において両国の国家安全保障担当者が数日間協議した上で、外交関係正常化について合意したとする声明を発表しました。
両国は、2016年より国交を断絶していました。
エナーヤティー大使は、イギリスに本社を置くアラビア語紙「Asharq Al-Awsat」とのインタビューにおいて、「私はこの先、サウジアラビアとの関係の発展・強化に注意の全てを注ぐことになる。それは、両国がこの関係の発展に向けて真剣に決意しているからだ。我々には希望に満ちた未来が待ち受けている」と述べました。
続けて、「着任前にライースィー大統領と会談を行ったが、その際大統領は私に、イランとサウジアラビアの友好関係強化に全力を傾けるよう求めた」と説明しました。
そして、「我が国と、近隣かつ同胞の国であるサウジアラビアは、地域およびイスラム世界に影響力を持つ存在である。我が国は、サウジアラビアを相当に重要な戦略的パートナーと見ている」としました。
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