イラン大統領が、国連総会の傍らで各国首脳らと会談
9月 19, 2023 20:03 Asia/Tokyo
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ライースィー大統領とグテーレス国連事務総長
国連総会出席のため米ニューヨークを訪問しているイランのライースィー大統領は、アルジェリア、クロアチア、カザフスタン、キルギスの各大統領と個別に会談しました。
ライースィー大統領は、ニューヨーク現地時間の18日月曜午後、グテーレス国連事務総長と会談し、国連の主要な任務や責務は、正義の実現、貧困撲滅、差別撤廃といった各国国民の要求に注目することだと述べました。
また、「世界の人々が、国連に対し、覇権主義的な行動や理不尽な要求を阻止するよう期待している」とし、戦争を引き起こすことは、大国や覇権主義体制の特徴であり、国連が世界の平和や安定を乱す危険なやり方を阻む必要があると語りました。
ライースィー大統領はさらに、イランでの男女平等、女性の権利への注目は、世界のほとんどで類が見られることなく、科学、スポーツ、社会、文化といった分野へのイラン女性たちの著しい進出は、女性の権利の擁護の表れであるとしました。

ライースィー大統領とクロアチアのミラノヴィッチ大統領の会談
ライースィー大統領はまた、クロアチアのミラノヴィッチ大統領との会談で、一部の西側諸国が自らの要求や価値観を他国に押し付けようとしているとし、「わが国は、制裁や圧力を機会にし、特にテクノロジーをはじめとする様々な分野で目を見張る発展を遂げた」と述べました。
さらに、自らの意思や要求を他国に押し付ける時代はもはや終了したとし、「自ら核兵器を保有している欧米は、どうして他国の原子力の利用を妨害するのか」と問いかけました。