イラン外務省:「米国の脅迫や圧力は受容しない」
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イラン外務省:「米国の脅迫や圧力は受容しない」
イラン外務省は、米国が違法な行動を続行してもイランの論理的かつ正当な立場が一切変化しないことを強調しました。
イラン外務省は2日金曜、米国が制裁の継続と強化を主張していることに関して声明を発表しました。
【ParsTodayイラン】によりますと、今回の声明文は以下の通りです;
「米国大統領がイラン・イスラム革命最高指導者に送付した書簡および、イランの平和的核開発計画を発端とする不必要かつ人為的な危機の解決に向け外交の道を選ぶ用意があるとの宣言を受け、イラン・イスラム共和国は善意に基づくアプローチにより、国民の信頼と力を後ろ盾として米国との間接的な対話に入った。
これまで3回の協議において、わが国の交渉担当者らは、核の平和利用および圧政的な制裁の終結という分野での国際法に従ったイランの原則的なアプローチに基づく特定の枠組みに基づき、イラン国民の正当な要求と立場を説明し、公正かつ理知的で持続可能な理解の実現に向けて尽力してきた。
イラン・イスラム共和国は、外交的な道筋の順守を強調し、協議継続の用意を宣言する一方で、国連憲章および国際法の原則に反し、我が国の国益を損ない、イランの同胞の人権侵害を狙った脅迫と圧力に基づくアプローチを容認しない。この点に関して我が国は、イランの貿易・経済パートナーに対する圧力行使および違法な制裁の続行を強く非難するとともに、これをイラン国民が外交におけるアメリカの真剣さに深い疑念と邪推を抱くのが当然であることの新たな兆候であると考えている。
こうした違法行為の継続が、イランの論理的、合法的、かつ国際法に基づく立場に変化をもたらすことはない。間違いなく、既に失敗した方法や技術を再度試しても、結果は高額な出費を伴う同じ不首尾を繰り返すのみである」