ベネズエラ「米が中南米系移民を拷問」/イランがIAEAと欧州に警告
(last modified Wed, 11 Jun 2025 06:51:52 GMT )
6月 11, 2025 15:51 Asia/Tokyo
  • ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領
    ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領

キャマールヴァンディ・イラン原子力庁報道官が、「対イラン決議が採択された場合、我が国はIAEA国際原子力機関との協力レベルを見直す」と警告しました。

【ParsTodayイラン国際】イルナー通信によりますと、キャマールヴァンディ報道官は今月9日、「対イラン決議が採択された場合、我が国は欧州3カ国(英独仏)とIAEAの両方に対抗する立場をとる」とし、「我々は自らの義務を超えた範囲でIAEAに協力してきた。IAEAがそれを正当に評価しないなら、我々は当然ながら協力関係を通常のレベルに引き下げるだろう」と表明しています。

 

ベネズエラ大統領:「在米の中南米系移民は拷問を受けている」

トランプ米政権による移民への弾圧激化を受け、南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は10日火曜、「中南米系移民はアメリカで拷問を受けている」と述べました。また「米国で彼らが暴行や拷問を受け、彼らの権利の全てが侵害されている現実を我々は目の当たりにしている」としています。

 

米ロス市長:「市民は恐怖の中で暮らしている」

ロサンゼルスのカレン・バス市長は今月9日、トランプ政権による移民強制送還を受けて治安部隊や警察と住民の間で衝突が続いていることを受け「市民は恐怖の中で暮らしている」と語りました。また、政府側が移民取り締まりへの抗議行動に対処するために州兵と海兵隊を派遣していることを例に挙げ、「連邦政府はロサンゼルスを『試験材料』として利用し、州政府や地方自治体との連携なしにどこまで現場介入できるかを検証している」とコメントしています。

 

ベネズエラ:「マドリーン号拿捕はガザにおけるジェノサイド計画の一環」

ベネズエラ外務省は、シオニスト政権イスラエルによるパレスチナ支援船「マドリーン号」拿捕を強く非難する声明を発表し、この行動を「ガザ地区で進行中のジェノサイド」の一環だと表現しました。

 

フランス大統領:「ガザ封鎖はスキャンダル」

マクロン・フランス大統領は今月9日、ガザ地区の封鎖と人道支援の到達阻止を「スキャンダル」かつ「破廉恥」だとしました。また、イスラエル側によるマドリーン号乗船者らの身柄拘束を「フランスとして懸念をもって状況追跡している」と強調しています。ちなみに、この支援船の乗船者12人のうち、6人がフランス人となっています。

 

アイルランド:「ガザの飢餓は世界の恥」

アイルランドのサイモン・ハリス外相は9日、「ガザの飢餓は世界にとっての恥だ」と述べました。また「今日の問題は、世界がガザの飢餓に苦しむ子どもたちに対し、見て見ぬふりをしていることだ」としています。加えて「マドリーン号」でガザに支援物資を届けようとした活動家たちの努力に触れ、「マドリーン号は、飢餓に苦しむガザ市民に食料と医薬品を届ける試みだった。ガザがこれ以上ないほど壊滅的で悲惨な状況にある中での、非武装の民間人による努力の1つである」と語りました。

 

ロシア:「ウクライナとの真の和平なければ核戦争勃発ありうる」

ロシア大統領補佐官のウラジーミル・メジンスキー氏は「ウクライナ紛争が真の和平合意への調印なしに終結した場合、同国とNATO北大西洋条約機構がロシア管轄内の領土の奪還を試みるとみられることから、核戦争勃発の恐れがある」と警告しました。

 

ロシア・ウクライナ間での25歳未満の捕虜交換の第1弾が実施

ロシアとウクライナは今月9日、25歳未満の捕虜の交換を実施しました。これは、戦時中の両国間の捕虜交換としては最大規模となりうる、計画済みの一連の交換の第一歩となります。

 

NATO事務総長:「欧州で戦争が再燃」

マルク・ルッテNATO事務総長は9日、ロシアのミサイル能力とNATO防空軍の対抗能力の無力さを指摘し、「ロシアが原因でヨーロッパで戦争が再燃している」とコメントしました。また「決して来ないことを願う日のために、我々は備えなければならない。NATOとしてそのような日が来ないよう尽力して​​いる。我々の防衛機材生産は十分ではない」と語っています。

 

米下院議員:「ジャウラニ氏は対イスラエル和平に前向き」

マーリーン・スタッツマン米下院議員は9日、シリアの現支配勢力のジャウラニ最高幹部が「シリア統一の維持を条件に、イスラエル政権との和平および、ゴラン高原関連の交渉に応じる用意がある」と表明したことを明らかにしました。

 

イランと中国が協力拡大

イランのアラーグチー外相は、丛培武・駐テヘラン中国大使との会談で、イランと中国との関係が様々な分野で非常に良好な傾向にあることに言及し、二国間関係拡大と25カ年計画の真摯な実施に向けた両国の政府高官・指導部の意欲の重要性を指摘しました。また、イランとして中国との関係・協力の拡大に向けあらゆる手段を講じる決意があることを強調しています。

 

 


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