イラン外相、「ガザでの虐殺が停止されなければ、全ての関係勢力が引き金を引くことになる」
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アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相が、「パレスチナ・ガザ地区の侵略や女性・子どもの虐殺が即時停止されなければ、全ての関係勢力が引き金を引くことになる」と語りました。
ガザ地区にあるパレスチナ保健省は公示において、「ガザ地区に対するシオニストの攻撃開始以来、15日日曜の夕方までに2,750人のパレスチナ人が殉教し、9,700人以上が負傷した」と表明しています。
IRIB通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は15日夜、テヘランでイラク、レバノン、シリア、カタールの4か国への訪問、さらにレバノンのシーア派組織・ヒズボッラーの事務局長とパレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの政治局長と会談したことに触れました。
そして、「パレスチナ抵抗勢力は、シオニスト政権の戦争犯罪に対応するために必要な設備を備えていると強調したが、イスラエル政権は戦場での弱さから女性、子供、民間人の殺害にターゲットを絞っている」と述べています。
また、「この地域の状況は火薬のようなもので、1時間ごとに大規模な爆発が発生する可能性があり、いずれの当事者も制御できなくなるだろう」としました。
さらに、「これらの会談で、アメリカ側に対し、抵抗勢力と他国の双方に自制を促しておきながら、戦争が拡大しないことについて口にし、崩壊したイスラエル政権の側に立ち、政治的解決を望むことはできず、戦果を煽るシオニスト政権の政治、安全保障、国際的、軍事的崩壊を、この政権に対する一方的な支持と扱いで埋め合わせることはできない、ということが本格的に警告された」と語っています。
最後に、イラン外相は「その後の結果に対する責任と、地域における抵抗戦線の進出の可能性は直接、米国とイスラエルにかかっている」と結びました。