対イランミサイル関連制裁が解除へ

国連安保理決議2231号にもとづき、イランに課されていたミサイル関連制裁が解除となります。

トランプ前米政権による核合意離脱により、対イラン経済・核関連制裁の解除は実現しませんでしたが、きょう18日は、イランの軍事・兵器分野に課されていた大きな制裁が解除される日です。

この制裁は、欧米が根拠のない主張と国際的な政治的影響力を行使して課したもので、過去のイランの軍事活動を核計画と関連付けた一方的なものでした。

イランはこれまで、軍事分野において国際情勢に従って自らに制約を課すようなことはせず、常に自衛のための計画を追求してきました。

今回の制裁解除で、イランは核弾頭の搭載が可能な弾道ミサイルに関連する活動も可能になります。また、世界各国にとっても、イランに対しミサイル、無人機、その他関連テクノロジーを供与、あるいはイランから受領する際に、事前に安保理から許可を得る必要がなくなります。

また、国連加盟国は、イランのミサイル・核計画に携わる人物や機関の資産凍結を解除する必要があります。

国連安保理が制裁解除に反対する新たな決議を可決しない限り、18日以降、あらゆる制裁・制限が自動的に解除されることになります。

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