イラン大統領、「米はイスラエルが偽りの政権であることを不本意に認める」
(last modified Mon, 23 Oct 2023 10:59:43 GMT )
10月 23, 2023 19:59 Asia/Tokyo
  • ライースィー・イラン大統領
    ライースィー・イラン大統領

ライースィー・イラン大統領が、「イスラエル政権が存在しなかったとしても、アメリカはそれを自分たちで作ろうとしていただろう」とするバイデン米大統領の発言に反応し、「民主主義や人道に反する反動的な発言だ。最近の米大統領の表明は、シオニストが牛耳る簒奪者政権が法的根拠のない偽りのものであることを、不本意ながらも認めたことになる」と語りました。

ライースィー大統領は22日日曜の閣議において、パレスチナ・ガザ地区で起こっている恐ろしい犯罪に世界が前代未聞の怒りと嫌悪を示していることに触れ、国際社会に向かって「今日、世界の人々は各国政府、大国、国際機関に対し、目の前で、米国の支援を受けた覇権主義政権がガザで抑圧されているパレスチナ人の女性や子供たちをこれほど残酷に殺害されていることをどのようにして許すのかを問うている」と述べました。

 

また、シオニストの犯罪に対するアメリカの恥知らずな幇助に言及し、「『もしイスラエルが地域に 存在しなかったとしても、アメリカはそれを自分たちで作ろうとしていただろう』というバイデン大統領の発言は、反動で民主主義や人道に反するものであり、この表明はいくつかの非常に重要な点を含んでいる」としました。「第1の点は、バイデン氏のこの表現がどの国際法、条約、規制に適合するのかをアメリカに答えさせることである。第2に、そのような発言はシオニスト簒奪政権が法的な根拠がないことを不本意ながらも認めたことであり、第3の点は、そのような文言が、アメリカにとってはシオニスト政権の維持の方が特に子どもや女性をはじめとする人命よりもはるかに重要だという事実を表しているということである」としました。

 

加えて、「ガザ地区および同地の抑圧民に対して起きていることは、戦争犯罪と人道に対する罪の明らかな例である」と述べ、その主犯格であるアメリカとシオニスト政権イスラエルの犯罪人たる指導者らを裁判にかける必要性を強調するとともに、「あってはならないパレスチナ被抑圧民の流血は、シオニスト政権の崩壊と聖地ベイトルモガッダス・エルサレムの解放を加速させるだろう」と結びました。

 


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