イラン外相が、カタール首長と会談 ガザ情勢が議題
イラン外相がカタール首長と会談し、パレスチナ・ガザ地区の防衛手段を持たないパレスチナ人に対するシオニスト政権イスラエルの継続的な攻撃について協議しました。
アミールアブドッラーヒヤーン・イラン外相はこの会談で、「パレスチナの無防備な人々に対するシオニスト政権の犯罪の継続とガザ地区の完全封鎖の結果、この地域における紛争の範囲は徐々に拡大している」と述べました。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はカタールのタミーム首長との会談で、抑圧されたパレスチナ国民を支援する上でのカタールの努力と役割に謝意を表明しました。
また、シオニスト軍との戦いにおける抵抗勢力の強さと、イスラエル政権が抵抗勢力に太刀打ちできないことを強調し、「ガザ地区の人的状況はシオニストの残忍な攻撃により嘆かわしいものとなっている」とし、「アメリカ政府及び一部のヨーロッパ諸国政府の後方支援により行われているシオニストの戦争犯罪による予測しがたい結果について警告しました。
加えて、「イスラム諸国は、パレスチナの被抑圧民に対するイスラエルの戦争犯罪と大量虐殺を止めさせ、ガザ地区の人的封鎖の解除に向け全力を尽くす必要がある」としています。
一方のタミーム首長も、最近イラン大統領と行ったパレスチナ情勢関連の良好かつ重要な会談について指摘し、「これらの協議は両国の利益および、パレスチナ被抑圧民への支援を含む地域諸国や諸国民の利益の枠組みの中で継続される」と語りました。
また、「ガザ地区で現在進行中のパレスチナ国民に対するイスラエルの犯罪は世界各国の観点から容認できず、許されないものである」とし、また、「アメリカを含む世界各国での広範な反イスラエル・デモは、これらの犯罪に対する世界的な嫌悪感の表れだと考える」と述べています。
アミールアブドッラーヒヤーン外相はまた、カタールの首相および外相とも会談しました。