イラン外相、「シリア駐留のイラン関係者への攻撃には必ず報復」
(last modified Sun, 19 Nov 2023 11:45:36 GMT )
11月 19, 2023 20:45 Asia/Tokyo
  • ​​​​​​​イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
    ​​​​​​​イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

​​​​​​​イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、「シリアに駐留するイラン関係者が攻撃されるようなことがあれば、我々は必ず報復する」と述べました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相は英フィナンシャル・タイムズ紙のインタビューで、シリアに駐留するイラン関係者を攻撃の対象にすると米軍が主張していることについて「我々が把握している情報では、これまでに被害を受けたイラン関係者はいない。しかし、仮にそのようなことがあれば、必ず厳しい報復をする」と語りました。

また、「ガザ情勢をめぐる米との直接協議にイランは関心があるか?」との質問には、「ガザの問題はパレスチナ抵抗勢力次第となる。彼らが当事者なのだ。したがって、イランとアメリカが直接協議に入るなどというのは、おそらく正確な質問ではない」とし、「アメリカとイスラエル政権がとるアプローチでは、ガザやヨルダン川西岸での停戦が実現しない限り、あらゆる事態が起こりうると想定され、戦火の拡大は避けられないだろう」と述べました。

他にも、「(レバノンの)ヒズボッラーはイスラエルとの戦争に介入すべきでないとしたアメリカのメッセージに効果はあったか?」との質問には、「ヒズボッラーはすでにイスラエルとの戦争の一段階に入っている。今後ヒズボッラーがどのような措置をとり、どのような段階を経ていくかは彼らの決断次第で、アメリカのメッセージとの関わりはない」としました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相はその上で、「現在の地域情勢、ガザでの大量虐殺、米軍基地からイスラエルへの白リン弾のような禁止兵器すら含めた武器提供は、様々な影響を地域にに及ぼすだろう」と述べました。

また、アメリカが地中海に艦隊を派遣したことについても「これらの艦隊はアメリカの強みではない。それどころか、これらの艦隊が被害を受ける可能性を高めている」としました。

そして、「イランはなぜハマスを支援するために戦争に介入しないのか?」との質問には、「パレスチナ抵抗勢力は高い能力を有している。地上戦の開始により、戦争の行く末を決めるのがガザの抵抗勢力であることを目撃するだろう」と語りました。

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     urmediem


 

 

タグ