イラン外務省、「ドイツ首相の発言は非建設的」
7月 09, 2016 15:59 Asia/Tokyo
イラン外務省の報道官が、イランのミサイル計画に関するドイツ首相の最近の表明を非建設的なものだとして、否定しました。
イラン外務省メディア外交局の報告によりますと、ガーセミー報道官は、ドイツのメルケル首相の最近の発言に対して、「イランは自国のミサイル計画は完全に防衛の側面を持ち、核弾頭を搭載するために設計されていないことを何度となく表明している。このため、イランのミサイル計画は安保理決議への違反ではなく、核合意とも一切関係がない」としました。
ガーセミー報道官は、「イランは再度、ミサイル計画を国家安全保障・防衛政策に基づいて全力で継続し、このような発言がイランの合法的なミサイル計画に影響を及ぼすことはない」と強調しました。
ドイツのメルケル首相は、7日木曜、「イランはミサイル計画の拡大により、国連安保理の規定に違反することで、安保理決議の条項に違反し続けている」と主張しました。
こうした中、一部の西側のアナリストによれば、安保理決議はイランのミサイル開発の禁止を義務付けてはいないとしています。