イラン軍総司令官、「新たに導入の無人機で我が国の防空能力は向上」
(last modified Sun, 10 Dec 2023 10:19:03 GMT )
12月 10, 2023 19:19 Asia/Tokyo

イラン軍のムーサヴィー総司令官は、空対空ミサイルの搭載が可能なイラン製無人機「キャッラール」の導入が、イランの防空能力の大幅な向上に寄与すると述べました。

イラン製無人機「キャッラール」

 

イランで10日、無人機「キャッラール」とそれに搭載されるミサイル「マジード」が同国軍防空部隊に導入されることを記念し、式典が開催されました。

この式典では、イラン軍のムーサヴィー総司令官やサバーヒーファルド防空部隊司令官などが出席する中で、イランの国境線すべての防衛をカバーする能力を持つキャッラール数十機が正式に導入されました。

有人の戦闘機に比べて圧倒的な低コストでの敵機の追跡・破壊を可能にするキャッラールは、「ラスール(預言者)・プロジェクト」のもと、イラン国防軍需省と防空部隊をはじめとしたイラン各軍の協力で完成しました。 

 

イラン製無人機「キャッラール」

 

また、ミサイル「マジード」は、赤外線および映像の2通りの方法で目標を追跡することができる、完全な国産ミサイルです。

イラン軍のムーサヴィー総司令官は、10日にテヘラン市内のハータモル・アンビヤー士官学校で行われた式典の傍らで、「長年にわたる取り組みや努力の結果、今日イラン軍の防空能力が新たな段階に入った」と語りました。

 

イラン製無人機「キャッラール」

 

また、「以前から、完全に国内製の無人機を手に入れる必要性を感じていた」とした上で、「敵は考えを改め、特に無人機といった戦略や空対空の対応能力において、イラン防空部隊が高い優位性を持っていると認識しなければならない」としました。

 


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