12月 10, 2023 20:41 Asia/Tokyo
  • イラン外務省のキャンアーニー報道官
    イラン外務省のキャンアーニー報道官

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、アメリカ議会で、パレスチナ・ガザでの民間人殺害に反対する学生らの抗議運動拡大を理由に大学学長らが公聴会で追及され、さらに一部の議員から辞任を迫られたことを批判し、「イスラエル政権につながる各ロビーは米国で、21世紀の現代に中世のような異端審問会を設置させた」と述べました。

キャンアーニー報道官は、アメリカ議会が反ユダヤ主義の動きを広めさせまいとして同国内の各大学へ圧力をかけていると指摘しながら、「米議会は国内大学の学長の一部を審問したが、結果的に、学生が行うシオニスト政権イスラエルによるガザでの殺戮への抗議運動は拡大した。米国のシオニスト・ロビーがガザでのイスラエル政権の犯罪の情報を検閲しようと行ったこのようなやり方は、21世紀の現代に中世のような異端審問会を設置したも同然だ」と述べました。

アメリカ議会下院は数日前、ハーバード大学,、ペンシルベニア大学、マサチューセッツ工科大学の各学長を、学生のこのような抗議運動をめぐって委員会公聴会において追及し、その姿勢を批判した上で、学内の抗議活動を制限する方策を取るよう求めていました。

三大学の学長に対しては、共和党員を中心とした74人の議員も辞任を求める書簡に署名して圧力をかけ、その結果、ハーバード大学の学長が発言についての謝罪に追い込まれたほか、9日にはペンシルベニア大学の学長が辞任しました。

 


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