イラン国会議長がイスラム協力機構議会連合のメンバーらと会談 パレスチナ情勢が主なテーマに
イラン国会議長が、PUICイスラム協力機構議会連合パレスチナ常任委員会の第5回緊急会議およびAPAアジア議会パレスチナ委員会の第1回会議の傍らで、2会合に出席した多くの諸国の当局者らと会談し、地域問題や国際問題について議論しました。
これら2つの会合は10日水曜、テヘランで開催されました。
これらの会合では、シオニスト政権イスラエルの犯罪を阻止する必要性、並びにパレスチナ・ガザでの同政権による大量虐殺に対処する上での、イスラム教徒の諸国民の団結による成果の増長の必要性を中心に議論が行われました。
ガーリーバーフ・イラン国会議長は、これらの会合の傍らで、多数の諸国の関係者らと会談し、地域・国際問題について話し合いました。
国際通信イランプレスによりますと、ガーリーバーフ議長はサッバーグ・シリア国会議長との会談で、「パレスチナはイスラム世界の第1の問題である」とし、「全世界の人々が可及的速やかに恒久的な停戦を確立させることが必要だ」と述べました。
またサッバーグ議長も、「今回の会合は、パレスチナ問題に関してOICイスラム協力機構加盟国間の協力を増大させる相乗効果の機会にもなる」との見解を示しています。
ガーリーバーフ議長はさらに、タヘルバン・マフブト・ビン・アリ・アルジュナイビ・オマーン国会副議長との会談で、「すべてのイスラム諸国は、発言と行動の双方でパレスチナを支援すべきだ」と強調し、「米国は、シオニスト政権イスラエルがパレスチナに対して引き起こした戦争の責任者である」としました。
一方、オマーン国会副議長も、「我が国の王室と国民は、パレスチナの理想支持という恒久的な不変の立場を取っている」と語っています。
ガーリーバーフ議長はまた、アフメド・モハマド・アンバラ・モーリタニア国会副議長との会談で、「アメリカとイスラエル政権の最終目標は、イスラム体制の目標に反するものである」と述べ、「アメリカは、自国の利益に基づいて他国を扱っている。中でも(同国にとって)最も重要なのは、イスラム諸国の成長阻止である」と述べました。
さらに、UAEアラブ首長国連邦議会のアリ・ラシド・アル・ヌアイミ国防委員長との会談では、「戦争拡大の原因は、西アジア地域において現状が続いていることだ」とし、「この人類に対する犯罪を終わらせるべく、国同士のやり取り、そして政治的なあらゆる機会を活用すべきだ」としています。
一方のヌアイミ氏もまた、西アジア地域での戦争範囲の拡大措置のための即時停戦の必要性を指摘し、「今日のガザでの出来事は、国際法に照らし犯罪であるとともに、人間的価値観への侵害である」と述べました。
ガーリーバーフ議長はさらにチュニジア議会のマルズーキ・アルヌール副議長とも会談し、両国の共通点がパレスチナ国民の理想の支持であるとしました。
加えて、アルジェリアのボガーリ国会議長との会談でも、「イスラム諸国は、抑圧されているパレスチナ国民の支援に全力を尽くすべきである」と語っています。