イラン新作映画3本が、複数の国際映画祭に出品
イラン映画「シャフラク」(英題:The Town)がフランスのランボーフェスティバル最優秀作品賞を、短編アニメーション「ジーロフト」および「ピアノ」もフランスの第11回「アート・イズ・オン・ザ・ウェイ」フェスティバルのコンペティション部門に出品されました。
【ParsTodayイラン】イラン映画は、映画の草創期から世界に登場しました。当初、イラン映画は一般にエンターテイメント的な傾向がありましたが、1979年のイスラム革命の勝利後は、数十年に渡って映画ブームを生み出しました。アリー・ハズラティ監督が脚本・演出し、アリー・サルティピー氏が製作したイラン映画「シャフラク」がフランスのランボーフェスティバルのコンペティション部門で上映され、同映画祭の最優秀映画賞を受賞しました。
6回目となるこの映画祭では、イラン、フランス、パレスチナ、アルゼンチンなどの国々の映画が上映されました。
映画「シャフラク」は、これまでとは異なる、ロマンチックかつ神秘的で謎めいた雰囲気を取り入れた作品で、俳優業に興味のある若者、ナヴィード・ファラーハティが大作映画のオーディションに合格し、このプロジェクトに参加して成功を収めるまでの物語を描いています。俳優になることは彼の長年の夢でした。しかし、俳優になるためには遠く離れた街での訓練や精神面での修練といった、俳優集団の特殊な条件と精神的および心理的練習を受け入れなければなりませんでした。
また、マルジャーン・ケシャーニー監督の短編アニメーション「ジーロフト」、そしてマルジャーン・ケシャーニーおよびシャハーブ監督の「ピアノ」が、フランスで開催された第11回国際映画祭「アート・イズ・オン・ザ・ウェイ」のコンペティション部門に出品されました。
アニメ「ジーロフト」では、女神が瓶に描いたワシとヘビの戦いが描かれています。
また、「ピアノ」という作品も、ピアノを買おうとしたものの、戦争が起こり、最低限の生活設備すら奪われてしまった人の物語です。
今年10月4日にフランスで予定されている「アート・イズ・オン・ザ・ウェイ」フェスティバルでは、文化芸術の促進、文化遺産、社会関係、環境保護に関する映画が上映されます。