イラン・キューバの会合で米の違法制裁の影響について説明
(last modified Sun, 25 Aug 2024 07:50:44 GMT )
8月 25, 2024 16:50 Asia/Tokyo
  • イラン・キューバの会合で米の違法制裁の影響について説明
    イラン・キューバの会合で米の違法制裁の影響について説明

イランのラーズィー血清・ワクチン研究所およびパスツール研究所の代表者らが、キューバの研究機関代表者らと会合を行い、アメリカの制裁および違法かつ一方的な制限が生物科学とその関連技術の利用に与えている影響について説明しました。

【ParsTodayイラン】スイス・ジュネーブで行われた、生物兵器禁止条約(BTWC)の強化・履行改善のための第4回作業部会におけるパスツール研究所・ラーズィー研究所とキューバ研究機関との会合では、イランの両研究所を代表してケイハーン・アーザードマネシュ氏が、生物学・生物科学分野での自国の業績や、セネガル 、モーリタニア、マリ、ウズベキスタン、キューバなどの国々と行った、ワクチン・血清の製造および様々な生物科学研修の実施といった国際協力の例について説明しました。

アーザードマネシュ氏は説明で、パスツール研究所の104年にわたる歴史と、天然痘、ペスト、結核、新型コロナウイルスといった感染症の制御・根絶に果たしてきた役割、科学的生産における国際協力への注目、キューバとのB型肝炎および新型コロナウイルス用の遺伝子組換えワクチンの製造の協力などについて触れました。

同氏はその上で、BTWCの枠内における科学・健康面の協力を保証するメカニズムの創設を呼び掛けました。

大量破壊兵器の禁止に関連した国際条約のひとつであるBTWCは、1975年3月に発効し、現在187カ国が署名しています。

BTWC第10条によれば、細菌剤(生物剤)の平和的目的のための使用はすべての締約国に認められた権利であり、さらにこれらの締約国は、それに資する装置、資材および科学的・技術的情報を可能な最大限度まで交換することを容易にすることも約束するとされています。

しかしアメリカは、違法な制裁によってこの条約にある国際的権利への約束を守らず、国際協力や生物分野の可能性の利用といった他国の権利を侵害しています。

 


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