イラン南部ファールス州から300トン以上の薬用植物が輸出
9月 01, 2024 20:16 Asia/Tokyo
イラン南部ファールス州の農業局の市場開発部長が、同州から300トン以上の薬用植物が輸出されていると発表しました。
イランは広大な国土と気候風土の多様性を誇り、多数種の薬用植物の栽培分野で注目されている国の一つです。しかも、これらの種の相当数はイラン固有種とされ、中でもファールス州は薬用植物が豊富な地域の一つです。
パールストゥデイによりますと、ファールス州農業局のソマイイェ・サリーミー市場開発部長はこれに関連して「当州から輸出される薬用植物の量は302トンを超えており、さらにこれらは生鮮及び加工された形で輸出されている」と述べました。
また、「そうした薬用植物には伝統的な芳香蒸留水、サフラン、野菜の種子などがあり、主に UAEアラブ首長国連邦、クウェート、オマーンなどのペルシャ湾岸諸国やスウェーデン、オランダ、ドイツ、ベルギー、ギリシャなどの一部のヨーロッパ諸国に輸出されている」と語っています。
そして、「この輸出額は150万ドルで、前年同期比で30%増加した」としました。