イラン外相、「安保理はイスラエルの残虐なパレスチナ殲滅計画を阻止すべき」
イランのアラーグチー外相は国連安保理緊急会合において、「安保理は、恐るべき占領と弾圧に80年間さらされてきた(パレスチナという)1つの国民を全て殲滅しようという、シオニスト政権イスラエルによる残虐な計画を阻止すべきだ」と述べました。
パールストゥデイによりますと、アラーグチー外相は27日金曜、安保理会合で西アジアおよびパレスチナの情勢をめぐり、「(イスラエル政権の)ネタニヤフ首相とその犯罪者グループは、国連総会への出席を許可され、そこで自身の邪悪な行為を誇らしげに語る代わりに、最も恐ろしい犯罪を行ったことで逮捕・処罰されているべきだった」と述べました。
続けて、「安保理の信用はどんどん低下している。それは、イスラエル政権の主要な支援者らにより、国連憲章にある自らの義務履行を妨害されているためだ」と指摘しました。
また、「イスラエル政権の好戦主義は、米国の軍事的・政治的支援に依拠している。イスラエル政権がガザで使用する装備・弾薬の大部分は米国製であり、そこから、イスラエル政権の犯罪のあらゆる側面に米国が関与していると言える」としました。
そして、「世界は(イスラエル政権の行為に)怒りと嫌悪の目を向けているが、米国、イギリス、カナダ、ドイツをはじめとした一部の国々はこの犯罪者らのご機嫌取りに回っている。あなた方は、自らの人権に関する主張が正しいと国際社会が信じてくれると、本当に思っているのだろうか?」と疑問を投げかけました。
イスラエル政権は昨年10月7日以降来、西側諸国の全面的支援を受けながら、パレスチナ・ガザおよびヨルダン川西岸において身を守る術を持たないパレスチナ人に対する大規模な虐殺を開始し、これまでに約4万1500人を殉教、約9万6000人を負傷させています。