イランの2衛星「コウサル」「ホドホド」が軌道投入に成功
(last modified Wed, 06 Nov 2024 07:46:40 GMT )
11月 06, 2024 16:46 Asia/Tokyo
  • イランの2衛星「コウサル」「ホドホド」が軌道投入に成功
    イランの2衛星「コウサル」「ホドホド」が軌道投入に成功

イランが、2つの人工衛星「コウサル」と「ホドホド」の宇宙空間への打ち上げに成功しました。

【ParsTodayイラン】イランの知識ベース宇宙企業の研究者らはこのほど、2つの衛星「ホドホド」と「コウサル」を設計・製造し、4日火曜朝、ロシアのロケット・ソユーズにより同国のボストチヌイ基地から打ち上げ、上空500キロの地球周回軌道に乗せることに成功しました。

衛星「コウサル」は、イランの「オミードファザー社」による初の宇宙製品で、立方体状のキューブサットの標準に準拠していることから、製造にかかる時間とコストが削減されています。軌道上での寿命は3年半で、農業、地図作成、測量といった用途に適しています。

もう1つの衛星「ホドホド」もキューブサットの規格を備えており、その用途は国際的な「モノのインターネット」(IoT)サービス提供専用のプラットフォームを構築することとされています。「ホドホド」は重量が4キロ、軌道の高度は500キロ、軌道での寿命は4年で、農業、地図作成、環境目的に使用されます。

タスニーム通信によりますと、イラン航空宇宙機関のサーラーリーイェ長官は今回の打ち上げ後、「我々は今年、国内外で5~7回の打ち上げを予定しており、そのうちのいくつかは衛星打ち上げ用ロケット『スィーモルグ』および『ガーエム』により実施される」と語りました。

同長官はまた、「我が国の宇宙戦略文書・計画の一部に、有人宇宙飛行と宇宙研究があり、民間部門と国内の力の支援を受けて、我々はこれらの目標の実現に近づくことになる」と抱負を語りました。

 


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