イラン革命防衛隊司令官「我々は米に平手打ち」/ウクライナめぐり深まる米欧の溝:国際ニュース
(last modified Sun, 02 Mar 2025 10:15:30 GMT )
3月 02, 2025 19:15 Asia/Tokyo
  • イラン革命防衛隊司令官「我々は米に平手打ち」/ウクライナめぐり深まる米欧の溝:国際ニュース
    イラン革命防衛隊司令官「我々は米に平手打ち」/ウクライナめぐり深まる米欧の溝:国際ニュース

南アフリカ、マレーシア、コロンビアの首脳らが共同で寄稿した記事の中で、それぞれの自国内の港湾にイスラエルに武器を輸送する船舶を寄港させないようにすると表明しました。

【Parstoday国際】この記事では、着実の力をつけるイラン革命防衛隊海軍、スーダン紛争の激化、イスラエル向け船舶の寄港を拒否する南アフリカ、マレーシア、コロンビアの首脳、そして米・ウクライナ首脳会談後に深まる米欧の溝など、イランと世界のニュースを取り上げます。

 

イラン革命防衛隊海軍司令官「我々はアメリカに平手打ちした」

イラン・イスラム革命防衛隊海軍のタングスィーリー司令官によりますと、同部隊は知識に基づく能力と国内の専門家の力に依拠した上で、今やいかなる脅威に対しても決定的かつ圧倒的な対応ができる水準の力に到達しています。

同司令官は1日、地域の安全保障を確保する上での同軍の役割について、「今日、我々はもはや外国の力には一切依存しておらず、知識ベースの国内人材に頼ることで強力化への道を歩んでいる」と語りました。

また、近年イランが米国とその同盟国に平手打ちを食わせたとし、「イラン領海に侵入した英国人船員10人の逮捕とイランのタンカーの奪還は、イラン国民の力と威信を築くものだ」と述べました。

 

南ア、マレーシア、コロンビアがイスラエル向け武器運搬船の停泊に反対

南アフリカ、マレーシア、コロンビアの首脳らが共同で寄稿した記事の中で、それぞれの自国内の港湾にイスラエルに武器を輸送する船舶を寄港させないようにすると表明しました。

南アフリカのシリル・ラマポーザ大統領、マレーシアのアンワル・イブラヒム首相、コロンビアのグスタボ・ペトロ大統領は、米外交専門誌フォーリン・ポリシーに寄稿した共同記事の中で、イスラエルによる国際法違反に対する免責特権の廃止を求めました。

 

米、イスラエルへの40億ドルの追加武器供給を承認

マルコ・ルビオ米国務長官は、約40億ドル相当の迅速な対イスラエル軍事支援提供に関する合意が締結されたことを明らかにしました。アメリカはトランプ政権発足以来、120億ドル相当の対イスラエル武器供給を承認してきました。

 

米・ウクライナ首脳会談後に深まる米欧の溝

欧州諸国約15人の首脳が2日、ウクライナ関連の政策について話し合うため英ロンドンで会合を開きます。会議にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席するとされています。EUのカヤ・カラス外務安全保障政策上級代表はこれに先立ち、「自由な世界には新たな指導者が必要だ」と表明していました。フランス通信によりますと、ホワイトハウスでのトランプ米大統領とゼレンスキー大統領との会談が決裂した後、ほとんどの欧州指導者はウクライナへの支持を表明し、米欧で溝が深まっています。

 

スーダンで紛争が激化

東アフリカのスーダンでは2日朝、首都ハルツームの大統領官邸周辺で軍と純軍事組織の「即応支援部隊(RSF)」の衝突が激化し、軍側が東ナイル地域とアル・アビヤド市北部のRSFの拠点を重砲で攻撃しました。

 


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