イラン外相「地域の未来は外国勢力には決められない」
May 22, 2025 15:04 Asia/Tokyo
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イラン外相「地域の未来は外国勢力には決められない」
イランのアラーグチー外相は、国内の専門誌への寄稿で「イランが国際社会に発するメッセージは明確だ。西アジアの未来は、地域自らが主役となって能力を高めていく他に実現する道はない」としました。
【ParsTodayイラン】アラーグチー外相は「西アジアにおける主権の安定と連携に向けた新たな現実構築」と題する寄稿において、「イランは、西アジアにおける安全保障課題は各国間で結びついており、本質的に共有されているものだと考えている。それはテロとの戦い、気候変動による難民、サイバーテロ、脆弱な経済など、あらゆる問題においてどの国も他の国と無関係ではいられない。したがって、相互尊重、内政不干渉、地域主権にもとづく枠組みづくりは選択肢ではなく、必須事項だ」と記しました。
アラーグチー氏は続けて、「イスラエルは組織的に国際法に違反し、好戦主義に訴えた挙句、免責を受けている。国際社会はこの現実に向き合うべきだ。地域のどのような安全保障枠組みにおいてもイスラエルの居場所はない」としました。
そして、「西アジアの未来は外国勢力によってではなく、地域の諸国民自身の手によって、その歴史、文化、集団的意志を反映した枠組みによって実現される。もしこの地域が繰り返される歴史から解放されるなら、これからの時代は国境を越えた協力・統治に注力すべきだ」としました。
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