イランによるイスラエル攻撃3日目:ハイファ製油所で爆発/イスラエル防空システムをハッキング
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イランによるイスラエル攻撃3日目:ハイファ製油所で爆発/イスラエル防空システムをハッキング
イラン軍・革命防衛隊は15日夜、対イスラエル報復作戦「真の約束3」の3日目の攻撃を行い、大きな打撃を与えました。
イランはイスラエルによる攻撃と侵略行為に対する報復として、13日の夜から占領地への攻撃を開始し、現在も続いています。この記事では、「真の約束3」3日目となった15日夜の攻撃に関する詳細をお伝えします。
21:15(テヘラン時間)
革命防衛隊がイスラエル占領地に向けて複数のミサイルを発射しました。この作戦は、革命防衛隊の航空宇宙部隊による複合的な攻撃で、数十発のミサイルとドローンが使用されました。革命防衛隊報道官はイスラエル市民に向けて「イスラエルは近く居住不能になる」として、退避を勧告しました。
21:30頃
イランの弾道ミサイルによる第2波が占領地に向けて発射されました。イスラエルメディアは、いくつかのミサイルが北部ハイファ市内に命中し、激しい爆発音が聞こえたと報じました。イスラエル14チャンネルも、イランのミサイルによりハイファ市内の多くの建物が破壊されたと伝えました。また、テルアビブのベン・グリオン空港にもイランのミサイルが命中したとのことです。
22:00頃
イスラエルメディアは、15日夜のイランの攻撃でイスラエルの軍需企業・ラファエル社の工場がターゲットにされたと報じました。イスラエルの消防・救急当局は、イランのミサイル攻撃による火災がイスラエル軍のアルクドス師団およびアルシャマール師団地域で発生したと確認しました。
23:00頃
革命防衛隊の広報部は15日、「真の約束3」の第3段階を実施した後、声明を発表し、「革命防衛隊航空宇宙部隊の戦士たちは、特にイスラエルの犯罪に対する報復として、イスラエルの情報センターをターゲットにした新たなミサイル作戦を実行し、占領地に対する新たな打撃を与えた」としました。
00:15頃
イスラエル消防当局は、海岸地域と南部地域で 2つの建物が イランのミサイル攻撃を受けたと発表しました。さらに、エルサレムと占領地北部で火災が発生したとのことです。イスラエルメディアによると、イランのミサイルがイスラエルに向けて約30発発射されたと報じています。また、イスラエル軍の検閲機関は、イランのミサイルが命中した場所の映像の公開を禁じました。
1:00頃
イスラエル占領地全体に、避難を促す警告が発出されました。その数分後、イスラエルメディアは、イスラエル軍のシステムがイランの攻撃を報告する一方で、他の報告ではそれを否定するなど混乱が生じていると伝えました。
2:00~5:30頃
この日の作戦の第3波から第7波が立て続けに行われました。これらはミサイルとドローンによる攻撃で、テルアビブ、ハイファ、ネゲブ、ベニ・ブラク、ベタ・タクファ、ペトフ・ティクバ、ニウト、アイアロンなどの占領地各地が攻撃対象となりました。アルジャジーラは、イスラエルメディアの報道として、この間におよそ100発のイランのミサイルが発射されたと伝えました。さらに、さまざまなメディアが報じたところによると、イランのミサイルが占領地のネゲブ地区の軍事施設に命中し、その施設内にいた数人の重要な軍・治安関係者が死亡したとのことです。Ynetの軍事記者は、「イランはまだ1トン級および1.5トン級のミサイルを発射しておらず、巡航ミサイルも使用していない」と記しました。
6:00頃
革命防衛隊は「真の約束3」の第8波に合わせて声明を発表しました。その中で、「今回の作戦で、イスラエルの指揮・統制システムは、革命防衛隊が提供した新しい情報技術と装備を使用して混乱し、敵の多層防空システムは自衛のために互いを攻撃する結果となった」と報告しました。また、アメリカや西側諸国の支援にもかかわらず、この作戦はイランのミサイルが目標を正確に命中させる結果を生んだことが強調されました。
作戦はイスラエル占領政権の完全な破壊まで続く
革命防衛隊はさらに声明を発表し、今後の「真の約束3」作戦は、これまでの作戦よりも一層強力で、精密で、破壊的なものになるだろうと述べました。また、この作戦は、イランに対する攻撃を続けてきたイスラエルとアメリカの誤った計算を証明し、占領政権の崩壊が近いことを示しています。イスラエルの支援者たちにも、この「偽の国家」に対する攻撃が完全な破壊に至るまで続くことが警告されました。