イラン外相「イランはシリア国民とともにある」/外務省報道官「イスラエルは地域の安定にとって最大の脅威」
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イランのアラーグチー外相は、イスラエルがシリア領土への空爆・攻撃を激化させていることをうけ、「イランは常にシリア国民とともにあり続ける」とSNSに投稿しました。
(last modified 2025-08-11T05:23:30+00:00 )
7月 17, 2025 20:09 Asia/Tokyo
  • イラン外相「イランはシリア国民とともにある」/外務省報道官「イスラエルは地域の安定にとって最大の脅威」
    イラン外相「イランはシリア国民とともにある」/外務省報道官「イスラエルは地域の安定にとって最大の脅威」

イランのアラーグチー外相は、イスラエルがシリア領土への空爆・攻撃を激化させていることをうけ、「イランは常にシリア国民とともにあり続ける」とSNSに投稿しました。

【ParsTodayイラン】ここ数日、イスラエルはシリア国内のドゥルーズ派を守ることを口実にして、シリア各地に広範囲にわたって武力攻撃を行っています。イランのアラーグチー外相は、この事態をうけて自身のXに「イランはシリアの主権と領土の一体性を支持し、常にシリアの人々と共に立ち続ける」と投稿しました。

アラーグチー氏はこの投稿で、「残念ながら、この事態は完全に予測可能だった。次の標的はどこだろうか?」「野蛮で制御不能なイスラエルの政権は限度というものを知らず、唯一理解するのは力による言葉だけだ。世界とくに西アジア地域は、この狂気のような侵略行為を終わらせるために団結しなければならない」と綴りました。

 

外務省報道官「イスラエルによるシリア攻撃を強く非難」

また、イラン外務省のバガーイー報道官も会見で、イスラエルの空爆によるシリアの政府・公共施設の破壊や、シリア領土の占領について触れ、「今日、誰もが理解しているのは、イスラエルが地域の平和と安定にとって最大の脅威であり、アメリカや一部の西側諸国、特にドイツ、イギリス、フランスからの軍事的・政治的支援を背景に、前例のない方法で国際的な平和と安全を脅かしているということだ」と述べました。

その上で、ここ2年間の西アジアの動向について言及し、「シリアで現在起こっていることは、イスラエルによるジェノサイド、戦争欲・支配欲に対する国際社会の沈黙と無作為の結果であり、その影響はシリアの苦しむ人々にとどまらず、地域全体に広がっている」と指摘しました。

そして、地域のすべての国々が平和と安定を守る責任を共有していることを強調し、イスラム協力機構(OIC)および国連に対して、イスラエルの戦争を煽る行為と危険な拡張主義を止めるために即時かつ効果的な措置を講じるよう求めました。

 


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