世界市場の4割を占めるイランのバラ水「ゴレ・モハンマディ」
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イラン産のバラ水(ローズウォーター)「ゴレ・モハンマディ」は、その心地よい香りと様々な効能により世界中に知られています。
(last modified 2025-08-16T09:55:59+00:00 )
8月 12, 2025 19:39 Asia/Tokyo
  • 世界市場の4割を占めるイランのバラ水「ゴレ・モハンマディ」
    世界市場の4割を占めるイランのバラ水「ゴレ・モハンマディ」

イラン産のバラ水(ローズウォーター)「ゴレ・モハンマディ」は、その心地よい香りと様々な効能により世界中に知られています。

【ParsTodayイラン】ゴレ・モハンマディは世界的に有名なダマスクローズ(ロサ・ダマスケナ)の一種で、その芳醇な香りと健康上の効能で知られています。イランはこのゴレ・モハンマディの世界生産の3割から4割を占め、各国に輸出しています。代表的な生産地は中部カーシャーン、エスファハーン、ファールス州などです。

ゴレ・モハンマディ畑

ゴレ・モハンマディの収穫は早朝が適していると言われています。それは、この時間帯に香りが最も花に集中するからだそうです。

バラ水の蒸留器

ゴレ・モハンマディのバラ水には、抗酸化、抗炎症、抗バクテリアなどの効能があります。

収穫されたゴレ・モハンマディの花

ゴレ・モハンマディから抽出されたバラ水は、古くからイランの食・生薬、香水文化の中心であり続けてきました。

ゴレ・モハンマディの花

バラ水は、花と水を蒸留器に入れて沸騰させ、香りがついた水蒸気を冷やして水に戻したものです。

バラ水の製造過程

イランでは毎年2000トンのバラ水が生産されており、その多くが海外へ輸出されています。自然・オーガニック食品の需要が世界中で高まっていることを受け、イランのバラ水産業も拡大しています。

ゴレ・モハンマディの花

このようにイランのバラ水産業は、その文化的側面のみならず、投資・貿易の観点からも大きな可能性を秘めています。

 


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