イラン外相「ウラン濃縮放棄の要求は合意の意志なしと同義」
7月 31, 2025 17:38 Asia/Tokyo
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イランのアラーグチー外相
イランのアラーグチー外相は英フィナンシャル・タイムズ紙とのインタビューで、先月のイスラエルによる攻撃で受けた損害を米国が補償すべきだと述べました。
【ParsTodayイラン】アラーグチー外相は、米国がイランとの核協議が続いていた最中になぜ武力攻撃したのかを説明すべきだとし、同じことが起こらないことの確証を要求しました。
アラーグチー外相はこの中で、核協議の相手だった米特使のスティーブ・ウィトコフ氏と、戦争中およびその後にやり取りしたことを明かし、イランの核問題を解決するためには「ウィン・ウィン」の解決策を見つけるべきだと伝えたと述べました。
その上で、「米国は自らの懸念を交渉を通じて表明すればよい。我々も自らの論拠を述べる」「ウィトコフ氏は私に交渉再開の提案をした。しかし、米国側が信頼構築のために具体的な行動をとるべきだ。それには、イランが被った戦争被害への金銭的な補償と、仮に交渉が再開された場合に再びイランを武力攻撃しない保証が必要だ」と述べました。
アラーグチー外相はまた、「ウラン濃縮を再開するタイミングや方法は状況次第」としつつ、「イランは依然としてウラン濃縮能力を保持している。施設は再建可能で、機械も交換可能だ。技術は存在し、敬虔ある多くの科学者や技術者もいる」と強調しました。
そして、「トランプ米大統領がイランのウラン濃縮の完全停止を要求する限り、いかなる合意も成立しない」
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