最高指導者、「核合意は、アメリカの約束違反を証明した」
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イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「核合意は、アメリカとの協議が無意味であったこと、彼らは約束を破ること、アメリカの約束を信じてはならないことを改めて証明した」と強調しました。
(last modified 2025-10-27T01:35:03+00:00 )
8月 01, 2016 16:45 Asia/Tokyo
  • 最高指導者、「核合意は、アメリカの約束違反を証明した」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「核合意は、アメリカとの協議が無意味であったこと、彼らは約束を破ること、アメリカの約束を信じてはならないことを改めて証明した」と強調しました。

ハーメネイー師は、1日月曜朝、テヘランで、イラン全国の数千人の人々を前に演説し、国内の可能性を頼ることは、国民の問題を解決する唯一の方法だと強調し、「核合意は、ひとつの経験として、アメリカとの協議は意味が無いこと、彼らは約束を破ること、アメリカの約束を信じてはならないことを改めて証明した」と語りました。

さらに、「核合意は、国家の発展と国民の生活改善の方法は、地域や世界でイランに対する妨害を企てている敵ではなく、国内に注目することであることを示した」と語りました。

また、1979年のイスラム革命勝利後のイランの政治的、社会的、科学的な発展は、公平な評価において賞賛に値するものだとし、「国外に依存したパフラヴィー政権の独裁の中で、アメリカとイギリスに服従していたイランは、現在、力強く偉大な国家となっている。大国はイランを地域のライバル国としてみており、その地域における可能性を支配しようとしているが、彼らがそれを実現することはない」と語りました。

ハーメネイー師は、核合意の経験は、敵を信用してはならないことを示した明らかな例だとし、「今日、外交関係者や協議に参加した人々でさえ、アメリカは約束に違反し、口ではうまいことを言うが、イランと他国の経済関係を妨害し、破壊しようとしているという事実を繰り返し語っている」と述べました。

ハーメネイー師は先週のヨーロッパにおける6カ国との協議に触れ、「この協議において、イランの協議団は、相手側に対し、約束を破っている、取り決めを履行していない、妨害を行っていると訴えた」と語りました。

さらに、核合意の実施から6ヶ月以上が経過したとし、圧制的な制裁が解除され、国民の生活にその効果が見られるはずだったが、6ヶ月が経過しても、国民の生活には具体的な効果は見られていない。もしアメリカが約束に違反しなかったら、政府はこの間、多くの活動を行うことができていたはずだ」としました。

また、核合意の実施前、イランの取り決め実施後、制裁は一斉に解除されると語っていた関係者の発言を挙げ、「しかし現在、なぜそれが一斉に解除されていないのだろうか?」と語りました。

ハーメネイー師は、アメリカから以前に送られた書簡の中では同調や敬意が示されていたとし、「およそ2年前、我々は、国民は核協議をひとつの経験と見なし、それを通して、アメリカがどのように行動するのかを見ると言った。そして今、彼らは約束に反し、陰謀を企て、破壊行為を行おうとしていることが明らかになった」としました。

また、イラン国民は、核合意の問題におけるアメリカの行動から経験を積んでいると強調し、「彼らは、地域問題においても話し合いを行おうと言っているが、核合意の経験から我々が学んだのは、それが致命的に有害であること、いかなる問題においても、アメリカの言葉を信用することはできないということだ」と語りました。

ハーメネイー師は、イランとアメリカの地域問題は、協議によって解決できないとし、「強い決意により、国家の物質的、精神的な発展に向けた正しい道を歩むべきだ。そうすれば、我々が敵に追従するのではなく、敵が我々に追従するのを見ることになるだろう」と強調しました。

また、外交関係者の発言に触れ、「アメリカは、すべてを手に入れ、何も与えまいとする。このような政府との協議は、国家の発展の正しい道から逸脱すること、次から次へと相手に利点を与えること、理不尽な扱いを受けること、約束を破られることを意味する」と語りました。

ハーメネイー師は、アメリカの干渉や敵対は、イランに対してだけではないとし、「最近のトルコのクーデターでも、このクーデターがアメリカの準備と措置によって行われたという強い疑惑が存在する。それが証明されれば、アメリカにとって、大きな不名誉となるだろう」と述べました。

さらに、地域情勢に触れ、「サウジアラビア政府とシオニスト政権の関係が明らかになったことは、イスラム共同体への大きな裏切りであるが、この大きな過ちににもアメリカが関与している。サウジアラビアの政府はアメリカの追従者だ」と語りました。

また、イエメンへの攻撃、病院や学校、住宅に対する絶え間ない爆撃、子供の殺害は、サウジアラビア政府による別の大きな罪であるとし、「残念ながら、国連がしばらく後に、これらの犯罪を非難しようとした後、サウジアラビアは金銭や脅迫、圧力によってその口をふさごうとした」と述べました。

ハーメネイー師は、イスラム共同体に対立を生じさせる目的で、タクフィール主義のグループの誕生と強化に果たしたアメリカの役割に触れ、「彼らは、タクフィール主義のグループとの戦いを主張しているが、これらのグループに対抗する上で効果的な措置は一切講じておらず、一部の報告によれば、これらのグループを支援してさえいる」と語りました。

さらに、地域問題の解決法は、イスラム教徒の政府や国民が連帯すること、アメリカや一部のヨーロッパ諸国の覇権主義的な目的に対抗することだとし、「アメリカの努力にも拘わらず、彼らの計画は明らかになっており、アメリカは地域でさらに弱体化している」と語りました。

ハーメネイー師はまた、この数ヶ月の外国企業によるイラン訪問は、少なくともこれまでのところ、実を結んでいないとし、「彼らの目的は、国内の消費市場を支配することであるが、このような関係は、真の投資と新たな技術の移転につながるべきだ」と語りました。